楽天市場の店舗運営において、クーポン施策はとても重要です。

・いつも同じ内容のクーポンを発行している
・クーポンの効果検証をしていない
・どんなクーポンが発行可能か分からない
・他店舗と似たようなクーポンを発行すれば良いと思っている
このようなお悩みがある方向けに、クーポンの種類と配布時のポイントについてご紹介します。

値引き分が楽天負担になるクーポンも!

店舗が独自で発行している、店舗負担のクーポン(ショップクーポン)と
楽天が値引き分を負担して発行している、楽天負担のクーポン(サービスクーポン)があります。

ショップクーポンを発行しユーザーが利用した場合、値引き後の注文金額対してシステム利用料2%が発生します。

サービスクーポンは、楽天スーパーSALEやお買い物マラソン、その他のイベントで企画されており、
RMS上で申し込むことでクーポン対象店舗となります。
クーポン分の値引き後の金額でユーザと決済し、後日楽天から値引き分が入金されます。
店舗の受注処理で特別に作業を行う必要はありません。
下記からクーポンを検索できます。
RMS>店舗運営>7 クーポン設定>4 サービスクーポン(楽天負担クーポン)>サービスクーポン一覧
RMS>広告・アフィリエイト・楽天大学>1 広告(プロモーションメニュー)>楽天市場広告

店舗負担のクーポンの種類について

特定のユーザーに店舗が任意に配布する配布型のクーポンと、
注文完了時に自動付与される自動付与型のサンキュークーポンの2種類があります。

1.配布型のクーポン

店舗がRMSでクーポンを設定、登録することで発行できます。
クーポンコードやクーポン獲得URLをユーザーに配布し、ユーザーが商品購入時にクーポンを利用する流れとなります。
楽天市場の通常購入のみ対象で、クーポンの編集は期間開始60分前まで可能です。

・値引きプラン
値引き内容を設定します。定額値引き、定率値引き、送料無料から選択できます。

・クーポン有効期間
クーポンの有効期間開始日時は、最短で登録画面を開いた時点から60分後、最長30日後まで選択できます。
有効期間は最大3ヶ月以内です。

・公開可否
クーポンを楽天市場の全ユーザーにクーポンを公開するかどうかを選択できます。
対象商品の商品ページにポップアップでクーポンが表示されます。
限定したユーザーにのみ配布したい場合は、「公開しない」を選択します。
例えば、メールマガジン購読者のみのクーポンを発行したい場合は、「公開しない」設定のクーポン獲得URLを発行します。

◇利用条件◇

・1ユーザあたりの利用回数条件
無制限もしくは、回数指定で1ユーザーあたりのクーポン利用回数条件を設定します。
1ユーザーあたりのクーポン利用回数条件を設定しないと、何回でもクーポンを利用でき、想定以上に利用される可能性がありますのでご注意ください。

・クーポンの全利用回数上限
1ユーザあたりの利用可能回数に関わらず、全ユーザー合計のクーポン利用回数の上限を設定できます。

・クーポン併用可否
他のクーポンとの併用可否を設定します。
クーポン適用後の最低販売価格が決まっている場合は、併用不可をおすすめします。

・利用金額・購入個数条件
金額条件:〇〇円(税込)以上購入の場合に利用可能の設定で、設定金額以上(税込の商品金額)の購入時のみクーポンが利用可能です。
個数条件:〇個以上購入の場合に利用可能の設定で、〇個以上購入時のみクーポンが利用可能です。
指定しない:指定しないことも可能です。

・対象商品
店内全商品をクーポン対象とするか、特定商品のみクーポン対象とするか選択できます。
対象の商品管理番号を直接入力もしくは、CSVファイルでアップロードできます。

・会員ランク
会員ランクを指定する場合、ダイヤモンド、プラチナ、ゴールド、シルバー、レギュラーのいずれかを選択します。
複数の会員ランクを指定可能です。

2.サンキュークーポン

設定した条件で購入した場合に、自動的にクーポンが付与されます。
自店舗での2回目以降の購入を促進、リピーター育成に効果的です。
クーポンの編集は、期間開始2日前まで可能です。
配布型のクーポンと設定内容は似ていますが、初回購入のユーザーだけに購入後〇日後に○ヶ月有効なクーポンが発行できます。
サンキュークーポンの特徴をご紹介します。

・獲得対象ユーザー
全てのユーザー、初回購入ユーザーから選択できます。
自店舗で過去に購入したことがない、もしくは直近5年間購入がなかったユーザーが初回購入の対象となります。

・クーポンが有効になるまでの期間
クーポン獲得後、何日後からクーポンが有効になるか設定できます。
10~30日後で設定可能です。

・クーポン有効期間
1カ月、2カ月、3カ月のいずれかを選択できます。
有効期限が長いので、店舗への再来訪を促せるのもサンキュークーポンの特徴です。

クーポン設定のポイント

ユーザーにお得に購入できることが伝わるように、
一目でどんなクーポンか分かるクーポン名と説明文を設定をしましょう。
その際に、店舗の商品単価や平均購入金額に合った割引の設定をするとクーポン利用率を増加させ、購入につながりやすくなります。
また、客単価を上げたい場合は、平均客単価よりも少し高い金額条件のクーポンが有効です。
予約販売、定期購入、頒布会商品、ふるさと納税にはクーポンは利用できないので、注意が必要です。

クーポンを利用した売上は、RMSで確認できます。
クーポンの効果測定を行い、次回の販促に生かすことをおすすめします。
RMS>データ分析>5 販促効果測定>クーポン効果測定
https://datatool.rms.rakuten.co.jp/coupon/?evt=coupon_sales

楽天市場では、全ショップのクーポンが確認できるRaCoupon(ラ・クーポン)一覧ページがあります。
ショップおすすめクーポン、ジャンル別クーポンに加え、閲覧履歴に基づいたあなたにおすすめクーポンも表示されます。
https://event.rakuten.co.jp/coupon/

目的に合ったクーポンを発行しましょう

楽天市場でのクーポンの種類と配布時のポイントについてご紹介しました。
期間、適用金額、公開可否、値引きプラン、会員ランクなど、多数のパターンでクーポンが発行できます。
新規顧客の獲得、リピーターの育成、客単価の向上など、目的に合った設定を行って売上アップにつなげましょう。

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