「目標達成まで売上が足りない…」と月末に焦った経験はありませんか?
その原因の多くは月前半の仕込み不足にあります。楽天市場で売上を安定的に伸ばしている店舗は、月初に力を入れているのが特徴です。
中でも注目すべきなのが、毎月1日に開催される「ワンダフルデー」です。
ワンダフルデーはマラソンに次ぐビッグイベント
楽天市場には、月に何度もセールやポイントアップキャンペーンがあります。そのなかでも「ワンダフルデー」は、毎月1日に開催される固定イベントとして、多くの楽天ユーザーが注目しています。
特にイベントの最大の特長は、楽天カードを持ってなくても会員ならだれでも「3,000円以上の購入」で楽天ポイントが最大3倍になり、さらにリピート購入はポイントが+1倍と還元率が高い点です。
このため、楽天ユーザーにとっても毎月恒例でお得な日として定着しており、多くのリピーターが買い物のタイミングを合わせています。
なぜワンダフルデーが「月全体のカギ」になるのか?
ワンダフルデーは単発イベントではなく、月間売上の流れを左右する“起点”です。売れている店舗はこの日を起点に以下のような流れを設計しています:
- ワンダフルデーで販売実績を積む
- 前半のマラソンを検索上位で迎えやすくなる
- 前半の売上が順調 → 後半は翌月の施策に注力できる
- 負担の少ない形で月全体が回り、翌月にも良い流れが続く
逆に、ワンダフルデーでうまく波にのれないと、
- 前半の売上が不調
- 後半は挽回に追われる
- やるべきPDCAや改善施策が後回し
- 翌月もまた対策不足でスタートが悪い
という悪循環に陥ってしまいます。
ワンダフルデーで成果を出すためのシンプルな3つのアクション
細かいテクニックよりも、まずは以下の3点を押さえましょう。
1. エントリーバナーは絶対に設置
楽天ルール上、「ユーザーのエントリー」が必須です。商品ページやTOPページ、バナー枠などでしっかり誘導しましょう。
2. ワンダフルデー限定商品や企画をつくる
特定の商品の商品名に【ワンダフルデー限定】の文字を追加したり、商品画像に「本日ポイント●倍」と入れるだけでも、目に留まりやすくなりクリック率が向上します。
3. リピーターへの事前告知は欠かさない
メルマガ・LINEで前日や当日にリマインド配信を行うことで、既存顧客の来店率が上がります。リピート率の改善にもつながる施策です。
ワンダフルデーを軸としたスケジュール例
ワンダフルデーを軸として、以下のようなスケジュールが理想です。
- 1日:ワンダフルデー(ポイント施策+告知強化)
- 4日〜11日:お買い物マラソン(前半で月の売上の7~8割を確保)
- 12日〜20日:5と0のつく日・ご愛顧感謝デー(単日のイベントでも売上をつくる)
- 21日以降:後半のお買い物マラソンの対応、翌月の仕込み(商品ページや導線の拡充)・在庫整理・新商品の露出準備など
前半に売上目標達成のめどが立てば、後半は商品ページの改善や導線設計の見直し、新商品の育成、レビュー獲得施策など、「攻めの改善」に時間とリソースを割くことができます。
これにより、「前半で売る → 後半で整える」という理想の流れが実現します。
まとめ:ワンダフルデーの対策は「勝ちパターン」への第一歩
ワンダフルデーは、楽天市場の中でもお買い物マラソンに次ぐ流通規模を誇る重要イベントです。その影響力の大きさを、改めて認識したうえで取り組むことが大切です。
この日を起点にしっかりと売上実績をつくることで、前半のマラソンを好調な流れで迎えることができます。
結果として、月の売上目標を早期に達成しやすくなり、後半は焦ることなく、本来やるべき改善施策や次月への準備に集中することができるでしょう。
ワンダフルデーをいかに活用できるかが、月間売上の推移や店舗運営の成功を左右する重要なポイントとなります。さっそく次回のワンダフルデーの対策を実践してみましょう。
キャプテンECは楽天運用の教育ツールとしても活用されています!
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