商品の転換率を上げることは、楽天市場を運営する上で常に抱えていかなければならない課題のひとつですよね。
ユーザーが商品を購入する決め手となるのが商品コンテンツの情報です。
対面で接客ができない以上、商品コンテンツで特徴やメリットを伝えていく必要がありますが、いざ内容を拡充しようと思ったら、使用できる写真が少ない…。そんなことはありませんか?

自ら撮影をしようにも、機材や環境を整えることも一苦労です。
では、どのようにして少ない写真でコンテンツを作成していけばいいかをご説明します。

写真はそんなに重要?

商品の良さが伝われば写真はなくてもいいのでは…と思っていませんか?
もちろん、文字だけでユーザーの購買意欲を刺激することができればそれに越したことはありませんが、実際は難しいでしょう。

秀逸なキャッチコピーだとしても、文字と比べて写真のほうが圧倒的に目を惹くことができるからです。
そのため、昨今では特に、写真を大きく使用したデザインが多くなっているのです。

ファーストビューはメインの写真を!

まず、食品にせよ化粧品にせよ、商品のビジュアルが分からない状態で購入を考える人はいないですよね。

ファーストビューは、スクロールをしない状態で画面に表示される部分=アクセスした後に一番最初に目に入る部分を指します。
検索から流入してきてもらっても、興味を惹けるコンテンツがなければ約8割のユーザーがページを離脱してしまうとも言われるほどファーストビューは重要なのです。

写真が少なくても、ファーストビューにはメインとなる写真を入れるようにしましょう。
シズル感を出したり、色味を調整したりなどレタッチを行うことも忘れずに。

“素材”をうまく利用する

写真、写真としつこく説明してしまいましたが、実際のところコンテンツごとに商品そのものの写真を入れる必要はありません。
ですが、ただの白背景に淡々と文章が書かれていても、なかなかユーザーの目に留まらないでしょう。
商品の魅力を伝えるために、商品に関連した“素材”をうまく利用することで凝ったデザインのコンテンツに仕上げることができるのです。

商品のジャンルごとに、いくつか例を挙げていきます。

食品・飲料

食品や飲料系の商品なら、味・食感をはじめとした、その商品ならではの特徴は外せないでしょう。
その商品の製造過程や、ものによっては断面図などがあるとコンテンツとしての充実度も上がりますが、きれいに撮影された写真を用意することはなかなか手間がかかると思います。
そこで“原材料”ならどうでしょうか?

一般的な食材なら、フリー素材の使用も問題はないでしょう。
視覚的にも商品のイメージが湧きやすくなります。

生活用品

家具や雑貨などの生活用品は、商品そのもののテクスチャをうまく組み合わせてみましょう。木材のテーブルなら木目調のテクスチャを、タオルなどは手触りが伝わるような布のテクスチャを…といった具合に。

表面の写真なら、環境や技術がなくても十分な素材になるでしょう。
コンテンツ全体のトンマナを崩すことなく取り入れることができます。

化粧品

化粧品などは、その商品の効果に合ったイメージと合わせることも◎。
・うるおいを保つ…水飛沫/波紋のイメージ。
・キメを整える…反射/輝いているイメージ。

他の写真と合成する

同じ正面の商品写真でも、背景が違うだけで全く違うコンテンツに見えませんか?
角度を変えたり、影をつけてみたりすることで、あたかもその場所で撮影された写真かのように見せることも可能です。

商品と背景それぞれの明るさや色味を合わせることも忘れずに行いましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
テキストのみで商品の魅力をアピールすることはとても大変です。
いかにユーザーの興味を惹きつけて、転換率アップに繋げられるかは商品コンテンツにかかっているといっても過言ではありません。

写真が不足していてもひと工夫を加えて、「欲しい!」「これを買おう!」とユーザーに思わせることができるコンテンツを作成してみましょう!

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