スマートフォンの普及により、インターネットで化粧品やコスメを購入するユーザーが増えています。
楽天市場もそれは例外ではなく、ジャンル一覧にも美容・コスメ・香水のカテゴリが存在します。
では、化粧品関連の商品を取り扱う多くの店舗の中から、ユーザーに選んでもらうためにはどのようなページを制作すればいいのでしょうか?
化粧品というコンテンツに焦点を当てて、商品ページ制作のポイントをご紹介します。
商品の特徴を理解する
制作に入る前に意識したいポイントとして、商品の特徴を理解することが挙げられます。
- 配合されている成分や原材料
- 製造方法
- どのような悩みをもつ人に向けたものか
- 使用するメリット…etc.
訴求力が弱いと、途中で離脱されてしまう可能性があります。
1枚のページの中で商品の特徴を訴求して、ユーザーの購買意欲を高めなればなりません。
そのためにはまず、店舗側が商品への理解を深めることが重要なのです。
ターゲット層を決める
商品の特徴が明確になったら、どの年代のユーザーに向けた商品なのかを考えてみましょう。
化粧品は商品によって価格差が大きいので、取り扱う商品の価格帯からもターゲット層が決めやすくなっています。
たとえば、数万円の美容液がニキビに悩んでいる10代のユーザーに向けたものだとは考えにくいですよね。
売上UPのためにターゲット層を広げがちですが、訴求力がぼやけてしまうため、できるだけ細かく絞り込んでターゲット層を決めることがポイントです。
また、40代以降のユーザーに向けた商品の場合はフォントサイズにも気を付けましょう。
目指すイメージに合わせた配色
特徴やターゲット層が定まったら、商品のイメージに合わせて配色を決めましょう。
色が与える印象は大きく、人の心理に様々な影響をもたらします。
白×青
清潔感のあるこの配色は、白色で整肌効果・青色で水分を保つ、うるおいを与える…などのイメージを表すことができ、化粧水などの商品に向いています。
黒×金
黒色は引き締め効果があるため、肌をひきしめる・はりを与えるなどを訴求した商品に合っています。高級感のある配色のため、40代以降の女性ユーザーへ向けた高級化粧品などに最適です。
設定したターゲットや商品の特徴から大きく外れた配色だと、購入意欲も下がってしまうでしょう。
オーガニックコスメのページで派手な色が使われていたら、商品の特徴が活かせていないデザインになってしまいます。
使用する色は3色程度に抑えつつ、同系色で統一感を出したり、補色でメリハリを出したりなど工夫をして制作しましょう。
ファーストビューのデザイン
ページに訪れるユーザーは、そのページが自分に有益かどうかを3秒で判断すると言われているため、そのわずかな時間でユーザーの目を惹きつけなければいけません。
その判断材料となるのが最初に目に入るファーストビューです。
◎メインビジュアル
どんな商品なのかが一目でわかるようなデザインにしましょう。
商品パッケージを見せるだけではなく、実際に商品を使用している人物の写真を使用すると、商品のイメージがしやすくなります。
他にも、オーガニック系の商品なら植物の写真を取り入れるなど、商品の特徴を表す要素を入れてみるのも◎。
◎キャッチコピー
長すぎない、かつしっかり読めるサイズで魅力的なキャッチにしましょう。
◎実績や付加価値
ランキングや雑誌掲載情報、”芸能人愛用”などの要素はユーザーの後押しになります。積極的に記載していきましょう。
メインコンテンツのデザイン
メインコンテンツでは、お悩み訴求やメリットなど、商品の特徴や強みをアピールしていきましょう。
使用方法などの説明があると、購入してくれたユーザーの助けにもなります。
併用すると効果が出る商品などは導線を設置することでユーザーにサイト内を回遊させることもできます。
制作での注意!薬機法について
「薬機法」の正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」。
医薬品・医療機器に限らず、医薬部外品や一般化粧品も対象となっており、定義や可能な効能効果の表現について製造・販売・流通だけでなく、広告に関しても詳細な決まりがあり、
- 肌を整える
- 皮膚をすこやかに保つ
- 日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ
…など、56項目の効能効果についての表現が認められています。
医薬部外品は、有効成分による予防などの効果をアピールすることはできますが、薬品ではありませんので治癒的な効果を訴求することはできません。
薬機法に抵触するような表現をしてしまうと、行政処分や刑事罰を受けることにもなりかねませんので十分に注意しましょう。
まとめ
楽天市場の商品ページは商品を購入してもらうための重要な情報です。
ただ長いページを作るのではなく、商品の特徴や強みをしっかり理解し、それに合ったデザインのページ作りを心がけましょう。
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