楽天市場では、お客様がお店に訪れる最初のページはTOPページではなく、商品ページです。
TOPページでは、店舗の一押し商品が掲載され、サービスでのおすすめポイントもしっかり掲載中とする店舗が多いですが、TOPページは見てもらう機会が少ないです。
では、どこでその情報を出すのか?それは各商品ページになります。
楽天市場の販売で、売上を伸ばそうと考えたとき、売上方程式「アクセス数×転換率×客単価」の中でも転換率アップについて考えていくタイミングが来きます。
そのタイミングで実施すべき施策が「回遊率」のアップです。回遊率を上げることが転換率アップにつながります。

回遊率とは何か?

楽天市場の自店舗へきたお客様の数に対する、ページビュー数になります。1回の訪問で、たくさんのページを見てもらう(商品ページを見てまわる)ことが、回遊率が高いことになります。

回遊率=ページビュー数(閲覧したページ数)/セッション数(訪問者数)

なぜ回遊率を上げる必要があるのか?

楽天市場は、実店舗でいうところの大型ショッピングモールになります。ショッピングモール内には多くの店舗があり、お客様はたくさんの店舗の中から商品を探している状態です。
店先にある商品に近づいてきても、すぐ隣のお店に行ってしまうことはよくあることです。
これは、楽天市場でも同じです。
楽天市場のTOPから商品を検索して、商品ページに訪れたとしても、迷いのあるお客様などはすぐ離脱し、検索結果に戻っていってしまいます。
回遊率をあげるということは、商品ページ見て回ってもらうことになります。つまり、実店舗でいうと、店先の商品だけでなくそのまま店内の奥まで入り、いろいろ商品を手に取ってもらうことになります。

ショッピングモールで、店先の商品を見てるだけ。素通り気味のお客様よりも、店内まで入ってきて商品を見て回ているお客様の方が、購入確度が高いお客様であることは確実です。
楽天市場でも同じことで、直帰せず店内商品を見て回ってもらうことで、購入の確度が高まっていきます。
つまり、回遊率アップが転換率アップにつながっていくのです。

回遊率をあげるためには?

店先の商品がお客様にとって、興味をひかれた商品であることは間違いありません。
なので、商品と親和性の高い商品やコーナーへ誘導することが好ましいです。

目指すべきは
・同類商品が登録されているカテゴリページへのバナーを設置
・商品と関連した商品へのバナーを設置
など

これには、事前に商品カテゴリーメンテナンスや、バナー作成などが必要になります。
同類とするにしても、カラーやサイズ、または商品ジャンルなどいろいろなセグメントを考える必要があります。
すぐ対応できないとして、ついつい楽天市場運営の中で、後回しになってしまいがちです。

ですが、回遊率を上げることで転換率アップにつながるなら、やらないよりやった方がいいのは確かです。
そこでおすすめなのが、<<目玉商品の登録>>です。

目玉商品を登録する

RMSで、目玉商品を登録することができます。

目玉商品はテンプレートとして、複数パターンを登録することが可能です。
ヘッダー・フッターなどのデザインテンプレートごとに目玉商品のテンプレートも変えることができます。
つまり、ある程度簡単にRMSの機能だけでおすすめ商品を表示させることができます。

例えば、ワンピースカテゴリー専用のヘッダーデザインを作り、おすすめのワンピース商品を目玉商品登録し、各ワンピース商品のデザインテンプレートと紐づけすることで、各ワンピースの商品ページにおすすめワンピース商品(目玉商品機能)を表示することが可能です。

また目玉商品は、商品ページだけでなく、TOPページやカテゴリーページにも表示することが可能です。

手順

目玉商品の登録というと、商品登録のように思えますが、デザインのテンプレートに近いので、メニューはRMS内の店舗設定のデザイン設定の中から、スマートフォンとPCそれぞれで設定登録します。





 

テンプレートとして複数登録が可能です。また⑤の箇所で、表示のサイズや数なども細かく設定可能です。
(6)から、表示したい商品を選び仮登録を進めます。商品選定だけを先に行う形です。
仮登録後、順序などを調整し、登録することで目玉商品の登録は完了です。



 

更新もメンテナンスも、登録もあっという間なので、迷う前に設定すべきメニューになります。

商品ページの中でおすすめ商品をアピールしよう

楽天市場では、商品ページがランディングページとなり、お客様が最初に見るページになることが多いです。
このため、商品ページの中でおすすめ商品などがあればアピールしておく必要があります。
導線バナーなどを設置登録することは、メンテナンスも大変ですし、バナー画像作成に時間がかかることもあります。ですが、RMSの目玉商品機能を使うことで、簡単に商品ページ内におすすめ商品を紹介する導線を作ることが可能です。

複数テンプレート登録も可能で、登録やメンテナンスも手間がかかりません。
目玉商品を登録したことで、劇的に売上が上がるか?ということですと、Noという返事にはなりますが、自店舗内での回遊率を上げる施策を考えた際に、何も手を打っていないのは問題です。
まずは目玉商品の機能を使って、回遊導線を設置しておきます。

転換率を上げるためには、コンテンツ設置なども含め手を入れていくべき施策は多くあるかと思います。回遊導線はついつい後回しになる施策ですが、目玉商品登録は簡単なので、先に実施しておきます。
また、ゆくゆくはわかりやすく導線バナーなどで案内するように変えていき、段階的に対応していきます。

直帰されることが多い商品ページなので、楽天市場に戻らず、できるだけ自店舗の商品を見てもらうような工夫が大切になります。

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