回遊導線とは?

“回遊”とは読んで字のごとく、あちこちを遊覧して回ることを意味しており、つまりユーザーがページに流入し、様々なページを見て回ることを指します。
オンラインショップに関わらず、買い物をしているときに「あれもいいな」「これもいいな」と、つい目的のもの以外の商品を見てしまうことはありませんか?
店舗内の商品を多く見てもらうことで、離脱率の低下と同時に転換率UPに繋げることができます。
そのために設置するのが回遊導線です。

 

ユーザーの離脱を防ぐ

楽天市場など多くのショッピングモールでは、ほとんどの場合ユーザーは検索から商品ページに流入します。
自分の目的に合った商品を見つけたと思っても、もし欲しいサイズが売り切れてしまっていたり、好みの色のものがなかったらとき、ユーザーは検索結果に戻り、ほかの店舗の商品を探してしまいます。

では、ユーザーのこの行動を防ぐためにどうすればいいのでしょうか。

まずは“楽天市場内で探す”のではなく、“この店舗で探す”というスタンスを取ってもらう必要があります。

例えばサイズや色がなかったとして、カゴの上部などに類似した商品があったら「こっちの商品もいいかも」と興味を持ってもらえる可能性が上がります。
つまり、同じページの中で類似した商品を提案することができれば、店舗に留まってもらえる見込みが立つのです。

スマートフォンで閲覧している場合はヘッダーやレフトナビもないため、なおさら回遊導線の設置が必要になります。

 

どんな導線を設置するか

より回遊率を高めるために、どのような導線を設置すればいいのか。
いくつか例をご紹介します。

 

類似・関連した商品

先述した通りですが、閲覧している商品に類似・関連した商品の回遊導線を設置することで、在庫やカラーバリエーションがなかった場合だけでなく、ほかの商品に興味を惹くことができます。

 

同時購入を促進できる商品

一緒に使用することでより効果が出る商品などがあると、「こっちも買ってみようかな」という気にさせてくれます。
“こちらの商品もおすすめ!”などのあおりを入れて、目に入るように工夫するといいでしょう。

 

また、一定金額以上で送料が無料になる店舗の場合はあまり値の張らないお手軽な商品の導線を設置すると、「これも買えば送料無料になる」と後押しすることができます。

 

セール商品やポイントアップ商品

お買い物マラソンやスーパーセールの対象商品はそれだけで購買欲を高めてくれます。店舗独自のキャンペーンなども積極的にアピールしていきましょう。

 

ギフトラッピング可の商品

贈り物を探している人にとって、ギフトラッピングの可否は重要なポイントになります。
母の日・父の日などのイベントとあわせて導線を設置するのも効果的です。

どこに設置するか

回遊導線の設置場所をいくつか挙げていきます。

 

商品説明文

商品ページに流入してきたユーザーが欲しい情報は商品詳細のため、カゴの上部に設置することで回遊導線が目に入るようになります。

ヘッダーやレフトナビ

PC版に限りますが、ヘッダーやレフトナビはTOPページ以外にも表示されるため、カテゴリごとに導線を設置するのがベターです。カルーセルでおすすめの商品をアピールすることも。

目玉商品・共通説明文・共通バナー

テンプレートを使用して各商品に設置することができます。
特にスマートフォンにはヘッダーやレフトナビがありませんが、その代わりとして大バナー・小バナーの共通バナーが設置できるのでうまく活用することがポイント。

 

まとめ

ユーザーの目的に近い商品を出来る限り目に触れさせるために、回遊導線はとても重要です。
回遊施策を活用し、離脱を防いだうえで転換率UPに繋げましょう!

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