楽天市場で大きな売上が期待できるイベントは大きく2種類あります。
楽天市場独自のイベントである楽天スーパーSALEやお買い物マラソンと、世間一般的な季節のイベントです。
楽天市場のイベントだけでなく、季節に合わせた対策を行い、売上アップにつなげましょう。
今回は、楽天内でのシーズンマーケティングについてご紹介します。 

シーズンマーケティングはどんなものがある?

シーズンマーケティングは、気候などの生活要因によるものと季節のイベントの2種類があります。

<春~夏のシーズンマーケティング>

・生活要因
6月~8月は、暑いから扇風機が売れる
春・梅雨・夏・秋・冬の季節の生活シーンから想定できるもの。 

・季節のイベント
3~5月は、新生活、行楽シーズンで生活用品が売れる
4~5月は母の日のプレゼントが売れる
母の日、父の日、お中元、敬老の日、ハロウィン、クリスマス、お歳暮、正月、バレンタインなど季節ごとに大型のイベント。 

季節要因は、気候や天候に合わせて季節ごとに売上高の変動が激しい商品がメインです。
季節のイベントは、考え方やアイディア次第では、店舗独自のヒット商品が作れるかもしれません。

楽天市場で必ず行うべき施策

シーズンマーケティングで一番大切なことは、「購入がピークの時期より早めに施策を行うこと」です。
楽天市場などのECモールは、実店舗よりも早めの商品展開が重要です。
楽天会員は、楽天市場のリピート率が高いと言われています。
楽天市場で様々な特集が組まれていることもあり、どんな商品があるか見る→良さそうな商品がないから実店舗に行く がユーザーの行動パターンになっています。
母の日の施策であれば、4月上旬には始めないと他の店舗にお客さんを取られてしまいます。
年末の福袋も11月中旬には販売開始し、露出を増やすことが必須です。

1.楽天市場の特集に参加する

楽天市場では、季節ごとのおすすめ特集を行っています。
https://event.rakuten.co.jp/

大型イベントはもちろんのこと、「旨い夏特集」や「暑さ対策特集」など気軽に参加できる特集もあるので随時チェックしてみてください。
「水筒・タンブラー特集」や「こどもの自由研究」などのニッチな特集もありますよ。
ほとんどの特集ページでは、対象ショップ限定のクーポンが配布されています。
特集ページ内の対象ショップ一覧に、自店舗へのリンクも掲載されてアクセス数の増加が期待できます。
参加可能な特集には、できる限り参加して売上アップを目指しましょう。
特集に参加するためには、自店舗担当のECCとこまめに連絡を取って情報提供をしてもらう、RMS上の特集一覧をこまめにチェックすることが大切です。
参加条件は特集によって異なりますが、気軽に参加可能な条件が多いことも特徴の一つです。

2.早割

楽天市場では、イベントによっては早割を実施しています。
早期購入の顧客に割引のメリットを与えることで購入を促進し、コンバージョン(CV)に繋げる方法です。
「ユーザーにいかに早く自店舗の商品を見つけてもらい、購入を決めてもらうか」を考えた際に、特に有効な手法になります。
検索結果に出てくる商品画像1枚目や商品ページに早割コンテンツを追加して、販促を強めましょう。

3.イベントに合わせた商品づくり

季節のイベントでは、ギフト需要が高まります。
普段取り扱いのある商品を組み合わせた単純なセット商品では、売上アップの効果が低いです。
ギフト商品は、商品が届いた時の満足感をアップさせる工夫が必要です。
イベント専用ボックスを作成したり、イベントに合わせた商品をセットに入れて販売したり、少しひねりを加えてみましょう。
イベント専用のセット商品を作るのが難しい場合は、ギフトカードをセットにするだけでも、特別感が演出できます。
顧客満足度が高ければ、自店舗のファンの獲得、来年のイベント時にも自店舗を再訪問が狙えます。

 4.特集ページを作る

ギフト商品が多い店舗は、店舗独自の特集ページを作成しましょう。
自店舗内のギフト商品をターゲット別、予算別でみせて、店舗内回遊を促し離脱を防ぎます。
下記商品ページやヘッダー、レフトナビに特集ページへのバナーも入れて店舗内での露出も増やしましょう。
画像を多めに入れてビジュアルでの訴求を行い、顧客が商品を選びやすいようにページ見せ方も工夫しましょう。

最重要!キーワード対策

ECモールで売上を上げるためには、検索結果の一番上に自店舗の商品が表示されることがかなり重要です。
各イベントやギフト商品で人気のキーワードは必ず商品名に追加して、検索結果でより多くの顧客に自店舗の商品を表示させましょう。
イベント名以外にも、ギフト、プレゼントは必須のキーワードです。
商品によっては、早割、メッセージカード、のし対応、ラッピング無料などのキーワードも忘れずに。
日付指定、あす楽、即日配送、翌日配送は、イベント時の駆け込み需要に効果的です。

トレンドのキーワードの探し方

キーワードの選定にあたって、トレンドの把握は非常に大切です。
昨年と同じイベントであっても、トレンドは毎年変化しているため人気の検索ワードも変わっています。
また、Google AdWords キーワードプランナーは、キーワードごとの検索ボリュームや類似キーワードを把握でき、キーワードの選定に役立ちます。
検索回数の多いキーワードを設定することで、アクセス数の増加が見込めます。

まとめ

今回は、楽天内でのシーズンマーケティングについてご紹介しました。
1年中販売している商品であっても、季節やイベントにあった販促方法を行うことで大きな売上を作ることが可能です。
顧客の需要をしっかりと見極めて、早めに販売開始、施策を展開することが重要です。
1つのイベント期間中でも、時期によって訴求するキーワードを入れ替えて顧客の需要に合った見せ方を心掛けましょう。

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