楽天市場には多数の店舗が出店しており、毎日のように新しい商品が発売されています。
自店舗の商品を検索上位に表示させるためには「レビュー数」「評価数」など
様々な要素が関係していますが、オーガニックで上位表示させるのは簡単なことではありません。
一方で楽天市場内には「RPP広告」という検索連動型広告があり、こちらを運用することで、わずかな予算でも検索結果の上位へ表示することが可能となります。今回はそんな「RPP広告」の基本的な運用方法について解説していきます。
楽天市場のRPP広告とは
RPP広告とは、RMS上で登録されている商品を自動的に楽天市場内外に配信してくれる広告です。商品名や商品説明文に記載されているキーワードを参照として、ユーザーが検索した画面上へと表示してくれます。検索ワードと連動して表示されるため、購買意欲の高いユーザーへアプローチすることが可能で、アクセス人数ならびに転換率の増加に期待できます。設定を済ませてから24時間以内で配信されるスピーディさも売りです。イベントや店舗キャンペーンに合わせて利用できる柔軟性の高い広告とも言えます。
主力商品に絞った運用を行う
「RPP広告」を始めるにあたり、第一にキャンペーンを作成する必要があります。
新規登録の際に管理しやすい「キャンペーン名」や一ヶ月間のトータル予算である「継続月予算」、キャンペーン自体の「CPC(1クリックあたりの入札単価)」を設定しましょう。
こちらは運用開始後でも必要に応じて調整できるため、大まかな数字を入れても問題ありません。
「RPP広告」で「CPC」を入力する箇所は「キャンペーン」、「商品」、「キーワード」の3つとなります。CPCの入力箇所によってい広告の精度も変わってきますが、少なからず「商品CPC」までは設定を行うようにしましょう。
キャンペーンを作成したら、続いて「商品CPC」の設定を行います。ここでは自店舗の“主力商品”のみ登録することをおすすめします。当たり前ですが、高評価商品やレビューが多い商品は購入ハードルが低く、積極的に露出することでさらなる売上へと貢献してくれます。
商品を登録するためには、csvでのアップロードが必要になります。サンプルをダウンロードして、広告に出したい商品の商品管理番号とCPCを入力するだけなので容易に登録を行えます。
キャンペーン自体のCPCは商品がランダムに表示されるイメージになりますが、商品毎にCPCを設定してあげることで、その商品が優先に露出されるようになります。
さらに精度を高めたい場合は「キーワードCPC」まで設定してあげるのが良いでしょう。
ユーザーの検索ワードを予測し、キーワード毎に設定を行なうことができます。
パフォーマンスレポートの確認
キャンペーンの作成、商品CPCの設定を終えたら、しばらくは放置してどれほどの効果が測れるかを観察します。
数週間ほど経過した後、「パフォーマンスレポート」を確認し、CPCのメンテナンスを行いましょう。
集計単位は「商品別」、期間は「月」で設定してあげると、効果が見えやすくなります。
簡易的に今の状況を把握するには「実績額 TOP10」で絞り込み検索でも十分ですが、より細部まで分析するため「全商品レポートダウンロード」を行うことをおすすめします。
まずは商品レポート内「実績額」、「CVR」、「CPC」「ROAS」の4項目を確認できるようになればOKです。レポートを見ながら「RPP広告」のメンテナンスを行います。
またパフォーマンスレポートでは「RPP」の効果測定のみならず、店舗運用の改善にも活かすことができます。
例えば
・「実績額」が大きい割に「CVR」が低い→商品CPCの単価を見直す
・「CPC」が高くクリック率が悪い→商品画像一枚目のデザインを見直す
・「CPC」が低く、多くのお客さんが訪れるが「CVR」が低い→ページコンテンツを見直す
といった具合です。
例を上げるとキリがありませんが、レポートから多数の課題点を見つけることが可能です。まずは改善しやすいRPP内の単価調整やキーワード調整から行い、その後商品ページ内のテコ入れをすることでさらに効率的な運用に期待できます。
まとめ
今回は「RPP広告」の基本的な運用方法について解説しました。
コツさえ掴めば作業負担も少なく運用が可能となります。まずはざっくりと状況理解できるように定期的にレポートに目を通すようにしましょう。
「予算が限られている」「運用している暇がない」とった場合は、知見のあるECCや運用代行会社に相談するのも一つです。
「RPP広告」は楽天市場運用の必須ツールとも言えるので、ぜひ積極的に取り組んでみてください。
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