楽天市場の店舗にとって、お正月やバレンタイン、母の日・父の日、クリスマスなどのシーズンイベントは、売上を伸ばすチャンスです。
「自社の商品には関係ない」「忙しくて手が回らない」などの理由で対策をしていない店舗も多いようですが、シーズナル対応には様々なメリットがあります。

そこで今回は、楽天市場のリピート率や客単価を向上させ、売上アップにつなげるためのシーズナル対応についてご説明します。

楽天市場でシーズナル対応を行うメリット

楽天市場におけるシーズナル対応とは、各季節やシーズンイベントに合わせて売上アップ施策を講じることです。
例えば季節限定の商品を販売する、イベントに合ったセット商品を企画する、特集ページを用意するなどといった対応を行います。

その時期ならではの情報を提供することで、再来訪や購入を促進するのがシーズナル対応の目的です。
楽天市場の店舗がシーズンイベントへの対応を行った場合、下記のようなメリットがあります。

・楽天市場ユーザーに気づきを与えることで、商品の認知度が向上する
・「ついで買い」により客単価がアップする
・イベントごとに店舗を訪れるきっかけが生まれ、リピート率アップにつながる
・「いま」買う理由を与えることで、転換率アップにつながる

シーズナル対応で店舗のファンを育成

楽天市場をはじめとするECサイトでは「売上=アクセス人数×転換率×客単価×リピート率」という方程式が成り立ちます。
この項目の中で「リピート率」はあまり重視していない店舗も多いようですが、売上のベースアップを目指すならリピーター育成が欠かせません。

商材によってはリピート購入させるのが難しいものもありますが、他の商品を提案したり付属品を販売したりすることで、リピート率アップにつながる可能性があります。
店舗・商品のファンが増えてくれば、楽天ROOMやSNSでの拡散、友人・知人への紹介といった効果も期待できます。

ファンを生み出すためには、常に新しい情報を提供し続ける必要があります。
しかし、頻繁に新商品を発売する店舗でない限り、常に新しい情報を提供するというのは容易ではありません。

そこで導入したいのがシーズナル対応です。
その時期ならではの情報を提供することで、楽天市場ユーザーに新たな気づきを与え、再来訪のきっかけをつくることができます。

各シーズンイベントごとにユーザーとの接点をもち、店舗・商品のファンを育成していきましょう。

シーズナル対応で楽天市場の売上アップ!

楽天市場の売上アップにつながるシーズナル対応とは、一体どのようなものでしょうか。
店舗運営で参考にしたい売上アップ施策の例をご紹介します。

店舗独自のクーポンを用意する

店舗独自のクーポンは転換率アップに有効です。
シーズンイベントは一般的に財布のヒモが緩みやすい時期です。
「○円以上で10%オフ」といった金額指定の割引クーポンを用意することで、まとめ買いによる客単価アップも期待できます。

「楽天お買い物マラソン」や「楽天スーパーSALE」など、楽天市場独自のイベントに合わせて実施すると、さらに効果を見込めます。

特集ページを制作する

特集ページでは、目玉商品や季節・イベントに合った商品をまとめて紹介します。
限定のセット商品などを用意するのも客単価アップに効果的です。
ページ作成後は、各ページにバナーを設置するなどして、導線を強めておくことも大切です。

メルマガを送る

セール情報だけではなく、その時期ならではの商品を集めた特集メルマガを配信することで訪問を促します。
メルマガは楽天市場ユーザーに直接アプローチできる、貴重なコミュニケーションツールです。
毎回同じ内容を送るのではなく、ユーザーに気付きを与え、興味・関心をもってもらえるよう内容も工夫してみてください。

まとめ

楽天市場におけるシーズナル対応は、リピート率アップや転換率アップ、クロスセルによる客単価アップなど、売上を伸ばすために重要な施策です。
シーズンイベントのうち、自店舗の扱う商品・サービスと相性の良いものは、あらかじめピックアップして早めに施策を検討するようにしましょう。

また、施策後は必ず効果検証を行い、次回のイベントに向けた改善案を検討することが大切です。
楽天市場のイベント対応に加えてシーズナル対応も行うことで、楽天市場での売上アップを目指しましょう。

会員限定機能です。無料会員登録はこちら

未読記事一覧

この機能は会員限定です。ログインしてからお楽しみいただけます。
無料会員登録はこちら