キャプテンEC 楽天市場の航海術 ベイクロスマーケティング株式会社が運営する楽天市場運用のノウハウ集

楽天市場運用の
ノウハウ・テクニックが満載!

シーズン1

アクセス人数アップの航海術

「運用店舗を訪れたユーザーの数」は売上の土台となる指標だ。
一人でも多くのユーザーに商品を認知させ、商品ページへ誘導するのだ。

売上アップのための方程式とは?
売上の方程式 =
×
転換率「アクセスしたユーザーのうち、何%が購入に至ったか」で売上は変わる。
訪問者に商品を購入させるためのヒントを授けよう。
×
客単価購入者数が同じでも、客単価が上がれば売上金額もアップする。
商品価格を上げずに客単価をアップさせるヒントを授けよう。
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リピート率リピート購入者が増えれば売上のベースアップとなる。
店舗・商品のファン・リピーターを育成し、LTVを向上を目指せ。
シーズン1-36

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【新機能】TDA検索キーワードターゲティングとは?効果と活用法を解説!

楽天市場では多くのショップが出店しており、とくに化粧水やスキンケア用品などの人気カテゴリでは、「検索結果で差別化できているか」が購入を左右する大きな要因となります。

そのような競争環境の中で注目されているのが、検索結果の最上部にバナーを表示できる「TDA検索キーワードターゲティング」という広告です。

テキストリンクだけでは伝えきれないブランドの世界観や商品イメージを、視覚的に訴求できるのが大きな特長です。

本記事では、このTDA検索キーワードターゲティングの機能や効果、活用のコツを解説します。

TDA検索キーワードターゲティングとは

機能の概要

楽天市場のTDA(ターゲティングディスプレイ広告)にある「検索キーワードターゲティング」は、ユーザーが特定のキーワードで検索したときに、検索結果ページの最上部にバナー広告を表示できる広告メニューです。

検索結果の上部という視認性の高い位置にバナーを掲載できるため、多くのユーザーの目に留まりやすく、高い訴求効果が期待できます。

課金方式は「Vimp(ビューアブルインプレッション)」型で、広告の50%以上が1秒以上表示された場合にのみ費用が発生します

また、テキスト中心の検索広告とは異なり、画像を使った表現が可能なため、ブランドの世界観や商品の魅力をより具体的に伝えることができます。

検索広告との違い

通常のRPP(検索広告)はテキストリンク形式で、購入を目的とした直接的な訴求に使われることが多い広告です。

一方で、TDA検索キーワードターゲティングは、検索結果の最上部に画像バナーを表示できるため、商品情報だけでなく、ブランドの世界観やメッセージも視覚的に伝えることができます。

とくに楽天市場では、商品画像の1枚目に厳しいレギュレーションがあるため、ブランドの世界観やストーリーを自由に表現するのが難しいという課題があります。

しかし、TDAであれば、バナーという形で制限なくデザインやメッセージを届けられるため、たとえば「乾燥肌 スキンケア」など特定の悩みをもった検索ユーザーに対して、視覚的に強い印象を残すことが可能です。

他ターゲティング手法との比較

楽天市場には、リターゲティングや属性・行動ベースのターゲティングなど、さまざまな広告手法があります。

それらが「過去の行動や属性」に基づいて配信するのに対し、検索キーワードターゲティングは“今まさにその情報を探しているユーザー”に直接アプローチできるのが大きな特長です。

たとえば「美白 化粧水」や「スキンケア 敏感肌」と検索しているユーザーは、まさにその情報を求めている状態です。
検索キーワードをもとに広告を表示できるため、関心が高まっているタイミングでムダなく届けられるのが大きな強みです。

その結果、クリック数やアクセスの質が上がり、費用対効果の向上にもつながります。

効果的なユーザー層

この広告メニューは、楽天市場内で「特定のキーワードを検索しているユーザー」が対象です。つまり、明確なニーズや興味を持っている購買意欲の高いユーザー層にアプローチできるのが大きなメリットです。

また、楽天市場の検索ボリュームは非常に大きく、新商品や新ブランドの露出機会としても有効です。特にレビュー数の少ない新規出店ブランドにとっては、検索キーワードターゲティングを活用することで、限られた露出機会のなかでも効果的に存在感を示すことができます。

TDA検索キーワードターゲティングの活用メリット

楽天市場の検索キーワードターゲティングは、他の広告手法と比べて「ユーザーの検索行動に基づく高い関連性」と、「バナーによる強い訴求力」を兼ね備えた広告メニューです。ここでは、具体的なメリットを整理してご紹介します。

検索結果の最上部で確実に目に入る

検索結果画面のトップにバナーが表示されるため、商品に興味を持って検索しているユーザーの目に必ず触れる位置でアプローチが可能です。
お買い物感度の高いユーザーに対して、効率よく広告を届けられるのが大きな強みです。

新ブランド・新商品の訴求にも向いている

まだ知名度が低く、販売実績が少ない商品やブランドでも、検索ワードと連動してバナーを表示できるため、フェアな勝負ができる広告メニューです。

レビュー数が少なくても、見せ方次第で選ばれる可能性を広げられます。

自由なバナーデザインでブランドの世界観を伝えられる

RPP(検索広告)では制限されがちなテキスト量や画像比率も、TDA検索キーワードターゲティングでは自由に制作が可能です。

ブランドカラーやビジュアルのトーンを反映したバナーによって、商品の魅力だけでなく、ブランドの世界観を表現することもできます。

購入前・検討中のユーザーに効果的な認知アプローチ

TDA検索キーワードターゲティングは、商品やブランドをまだ知らない、または比較・検討中のユーザーに対しても高い効果を発揮します。

たとえば、「毛穴 化粧水」「乾燥肌 スキンケア」「冷蔵庫 省エネ」といった、カテゴリ寄りのキーワードで検索するユーザーは、まだ特定のブランドを決めておらず、情報収集の段階にあるケースがほとんどです。

こうしたタイミングで、検索結果の最上部に自由にデザインされたバナーを表示することで、ブランドの存在や世界観を視覚的に印象づけることが可能です。

「こんなブランドもあるんだ」と気づかせることができれば、ユーザーの選択肢に入りやすくなり、新商品や新ブランドの認知拡大にもつながります。

配信設定とキーワード選定のコツ

楽天市場のTDA検索キーワードターゲティングを効果的に活用するには、配信設定の基本を押さえること、そしてキーワードの選定と管理を丁寧に行うことが重要です。

実際の設定手順

検索キーワードターゲティングを始めるには、楽天RMS内のプロモーションメニューからキャンペーンを作成します。

主な設定項目は以下のとおりです。

  • 配信期間
  • 予算金額
  • 入札単価(¥3.00〜¥10.00/Vimp)
  • 配信キーワードタイプ(楽天指定 or 任意指定)
  • 配信ペース(標準 or 均等)
  • リンク先URL(商品ページ、カテゴリページなど)

キャンペーン登録後は、バナークリエイティブを入稿し、審査通過後に配信が開始されます。なお、バナー入稿はキャンセル不可・修正不可なので、事前準備が重要です。

効果を高めるキーワードの選び方

検索キーワードは、商品の特性やターゲット層の検索行動に合ったワードを選ぶことが成果の鍵です。

例)

  • 「ベビーカー 軽量」→ 軽さを訴求したい商品の場合
  • 「メンズ 洗顔料 オイリー肌」→ 肌タイプに特化した訴求をしたい場合

こうしたカテゴリキーワードや課題解決型のワードは、購入意欲が高いユーザーに響きやすいため、コンバージョンにもつながりやすい傾向があります。

キーワード設定は、楽天の自動判定に任せる方法と、手動で指定する方法の2通りがあります。自動設定は手間がかからない一方で、配信精度やコントロール性を重視する場合は手動設定がおすすめです。特に重要なキャンペーンでは、手動でのキーワード指定を推奨します。

除外キーワードの活用も

楽天では、以下のようなキーワードに関しては配信が制限される、または配信されないことがあります。

  • 商品と関連性が低いキーワード
  • 他ブランドに保護されているキーワード
  • 医薬品やたばこなど法令関連ワード
  • 楽天主催企画のキーワード

そのため、配信されない可能性があるキーワードは事前に除外したり、類義語・近しいワードで代替案を検討することが必要です。

さらに、広告配信後にはパフォーマンスレポートで成果をチェックし、効果の低いキーワードを見直すことも忘れずに行いましょう。

効果検証の方法と目的別の運用改善法

TDA検索キーワードターゲティングは、成果を判断する指標の選び方によって、運用方針が大きく変わります。特に「認知目的」や「新規ユーザー獲得」を意識している場合、単純なROAS評価だけでは不十分です。ここでは、目的別の効果検証の方法を紹介します。

ROASはあくまで一つの指標

CV数や売上から算出される ROAS(広告費用対効果) は、多くの広告施策で用いられる主要な指標です。
しかし、TDA検索キーワードターゲティングでは、広告が表示されたことによってコンバージョンと見なされる ビュースルーCV も含まれるため、ROASの数値が実際の広告効果を正確に反映しているとは限りません。

特に リピーターによる購入 は、広告が表示されていなくても発生する可能性が高く、広告による成果と判断しにくいケースもあります。

そのため、ROASの高さ=広告の成功 と短絡的に結びつけず、新規獲得か既存ユーザーかを見極めた上で評価することが重要です。

新規獲得を目的とする場合の見るべき指標

TDA検索キーワードターゲティングを新規顧客の獲得を目的に活用する場合は、 「未購入かつ特定キーワードでの新規獲得数(CV数)」の推移を追いかけるのが効果的です。

この指標を確認することで、すでに店舗を訪れたことはあるものの、まだ購入に至っていないユーザーが、検索をきっかけに購入へ進んだかどうかを把握できます。

つまり、ニーズはあるが購入を迷っている検討中のユーザーに対して、広告がどれだけ後押しできたかを測るための有効な判断材料になります。

とくに、他ブランドからの乗り換えを検討している「ブランドスイッチ層」へのアプローチ効果を評価する上でも、有効な指標です。

未訪問ユーザー向けにはCPC重視

店舗に一度も来訪していない(未訪問)+特定キーワードを検索したユーザーに対しては、CPC(クリック単価)を重視して運用するのが効果的です。

まだ接点のないユーザーを店舗へ誘導することが目的のため、クリックをどれだけ獲得できているか=認知獲得の目安になります。

検索結果の上部に、あなたのブランドを“見せる”チャンス

TDA検索キーワードターゲティングは、検索意図に基づいたピンポイントな訴求ができる非常に優れた広告手法です。
とはいえ、「どのキーワードを選ぶべき?」「ROAS以外に何を見ればいいの?」といったお悩みはつきものです。

新商品・新ブランドの立ち上げ期や、認知拡大フェーズでの活用を検討している方は、ぜひ一度ベイクロスマーケティングへご相談ください。
貴社の商材やフェーズに応じて、最適な配信設計から運用改善までしっかり対応いたします。

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