楽天市場の店舗のサイト構成において、ほぼ必須ともいえるのが商品検索用窓です。
ユーザーが商品検索用窓を使用するシーンは、事前に気になっている商品がある場合がほとんどです。
ネットでの買い物に慣れたユーザーは、高確率で商品を検索する行動を取ります。
また事前に欲しい商品がなかったとしても、部分的なキーワード(化粧品であれば化粧水、美容液、さっぱり、しっとりなどのワード)で検索する場合もあるため、実装しておくに越したことはないでしょう。

商品用検索窓のコーディング方法

まずは商品検索用窓の実装方法からご紹介します。
コーディングといっても、あらかじめ楽天市場で用意されているコードがあるのでそちら利用すればOKです。

下記のサンプルのHTMLタグを登録することで、商品検索用の窓を設置することができます。
サンプルの●、▲、■を下記に書き換えてご利用ください。

●(店舗ID)→6桁の店舗ID(受注番号の初めの6ケタの数字)
▲(店舗URL)→店舗URL(店舗のトップページのrakuten.co.jp/の後ろの部分)
■(店舗名)→店舗名

<form method="get" action="https://esearch.rakuten.co.jp/rms/sd/esearch/vc">
<input type="hidden" name="sv" value="6" />
<input type="hidden" name="sid" value="●(店舗ID)" />
<input type="hidden" name="su" value="▲(店舗URL)" />
<input type="hidden" name="sn" value="■(店舗名)" />
<input type="text" name="sitem" />
<input type="hidden" name="f" value="A" />
<input type="submit" value="商品検索" />
</form>

※出展:楽天市場RMS

店舗URL、店舗名の確認方法

こちらは店舗のURLを見ればひと目で分かりますので、下記画像を参考に確認してみてください。

URL例

店舗IDの簡単な確認方法

店舗IDはいくつか確認方法がありますが、一番簡単な方法は「会社概要」の上部に記載のある「ショップへの問い合わせ」をクリックして確認する方法です。表示されるURLの一部がそれにあたります。
この方法であればRMSの管理画面にログインする必要もなく、簡単に確認することが可能です。

URL例
https://inquiry.my.rakuten.co.jp/shop/●●●●●●?ms=500

このコードさえ用意できれば簡単に商品ページなどに組み込むことが可能です。
ただし、formタグやinputタグは設置できる場所が限られているため注意が必要です。
※残念ながら商品ページ内には設置ができません。

参考:
楽天市場の禁止タグを回避しよう!ポイントを押さえたコーディング方法

ですので、設置個所は主に楽天GOLDで作成したページということになります。

商品検索用窓が文字化けしてしまったら

ページに設置してみたら文字化けしてしまったという店舗運営者からの声も多いです。
文字化けを起こしてしまった場合はあらためてコードを見直していきます。
下記を参考にformタグに下記のコードを追加しましょう。

▼追加するコード
accept-charset=”EUC-JP”

<form method="get" action="https://esearch.rakuten.co.jp/rms/sd/esearch/vc" accept-charset="EUC-JP">

商品検索用窓をどこに配置するか

先に実装方法をお伝えしましたが、ここからは商品用検索窓をどこに配置したら効果があるのか、とくに楽天市場のモール内で設置することを想定してご紹介していきます。

ファーストビュー:上部右側に設置する

商品検索用窓をファーストビューに設置した場合、ユーザーの検索率が上がります。
検索率が上がるということは、商品の購入(コンバージョン)につながる可能性が高まるということです。

サイドメニューに配置する

サイドメニューに商品検索用窓を設置している店舗も多いです。
サイドメニューには商品カテゴリーや特集一覧などをまとめて設置している店舗も多く、サイトの情報を集約しているエリアになります。

スマホではハンバーガーメニューなどに配置する

PCと違ってスマホは表示される画面が狭いため、どこに商品用検索窓を設置するか悩みどころです。
よくある設置場所としてはハンバーガーメニューの中に検索窓を設置することです。
ハンバーガーメニューであれば場所も取りませんし、いつでも商品を検索することができるため、ユーザーにとっても親切です。

商品用検索窓は売上を上げるための大切な要素

楽天市場をはじめとするECサイトでは商品用検索窓を設置していない店舗はまずないでしょう。
ユーザーへの利便性を上げるほか、商品検索率が上がることで、商品購入へと導きやすくなります。
楽天市場では事前にテンプレートが用意されていますので、これを活用しない手はありません。コードに慣れていない人でも簡単に実装できるはずです。
先述した実装手順にならって、PC・スマホで適切な位置に設置していきましょう。

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