楽天GOLDとは、楽天市場内に無料で追加できるサーバースペースのことです。
RMS、R-Cabinetとの大きな違いはサーバー容量とページを編集する際の自由度の高さです。
出店プランに関係なく無料で利用申請することができるサービスですが、具体的にどのようなことができるのかご紹介します。
楽天GOLDの特徴
デザインをより自由にできる
楽天GOLDは、動きのあるスライドショーや、ページをスクロールしたときに画像をふわっと表示させるアニメーションをつけたりすることができます。
使用できるHTMLタグが多く、外部CSSの読み込みや、JavaScriptが使えるため、RMSだけでは表現できない自由なデザインができるのが特徴です。
また、売筋ランキングやキャンペーンバナー、カウントダウンタイマーなどを自動更新させることもできるので、動きを付けるだけでなく更新作業を簡略化できるという点において機能性に長けているといえるでしょう。
デザインと機能性の両方を確保できるのは、楽天GOLDの最大の魅力です。
URLに「gold」が追加される
楽天市場の従来のURLは「https://www.rakuten.ne.jp/店舗URL/」となりますが、楽天GOLD利用時は「https://www.rakuten.ne.jp/gold/店舗URL/」と変わります。
楽天GOLDでトップページを作成した際は、RMSにて「トップページ切替設定」を行う必要があります。
これは通常のトップページを表示するか・楽天GOLDで作成したトップページを表示するかの切り替えを行う機能です。
デフォルトは通常のトップページを表示になっていますので、楽天GOLDのトップページを表示する場合は必ず設定しましょう。
この設定を行っておけば、仮に従来のURLにアクセスしても、自動的にgoldの入ったURLへと遷移するようになります。
HTMLのカスタマイズの知識が必要
GOLDでページを編集する場合、RMSとは違い、一からHTMLを用意する必要があります。
RMSでは画像を登録するだけでバナーを表示させたりすることもできますが、GOLDのページではコーディング(自分でHTMLやCSSを編集する作業)が必要になります。
より自由な表現ができる一方で、専門的な知見がなければページの作成は難しくなってきます。
申込方法とFTP接続方法
楽天GOLDの申し込みは無料です。登録料や維持費もかからないため、出店したらまずは登録しておくといいでしょう。
手順1:楽天GOLDの[申込]ボタンをクリックする
※出店:楽天市場
手順2:利用規約に同意して、ユーザ名/パスワードをメモする
ユーザー名とパスワードは、必ずメモしてください。
小文字大文字や英数半角文字を間違えないようにご注意ください。
特に“O(アルファベットのオー)”と“0(数字のゼロ)”など、よくご確認ください。
規約を確認後、「同意する」をクリックします。
「ユーザー名」「パスワード」が表示されますので、必ず控えましょう。 これらは楽天GOLDに接続する上で重要な情報になります。
(楽天市場のFTPは2ヶ月に1度は変更が必要です。)
手順3:楽天GOLDに接続する
楽天GOLDに接続するためには、FTPに接続するためのFTPクライアントソフトを使用する必要があります。
代表的なものだとFFFTPやFileZillaといったソフトが挙げられます。
例としてFileZillaの画面で説明しますが、接続時は以下の通りアカウントを入力してください。
- ホスト – ftp.rakuten.ne.jp
- ポート -16910
- ユーザー:RMSで確認したユーザー名
- パスワード:RMSで設定したパスワード
あとは「接続」を押してファイルが表示されれば、無事に楽天GOLDに接続されたことになります。
もし接続に失敗してしまう場合は、以下の点を確認してみてください。
- ホスト、ポート、ユーザー、パスワードのどれかの項目が未入力
- 文字を打ち間違えている
- パスワードの期限が切れている
料金プランについて
楽天GOLDの初回申込時のサーバー容量は100MB~1GBの間で自由に設定することができます。
申し込み後、容量を追加したい場合は100MBずつ申請を行うことが可能です。
その場合、RMSトップ(メインメニュー)「店舗設定」>「3 デザイン設定」>「楽天GOLD利用申込/利用容量変更申請」を選択し、「利用容量変更申請フォーム」から申請します。
※出店:楽天市場
一方R-Cabinetは画像の登録・管理に特化したスペースとなっており、ライトプラン・がんばれ!プランで500MB、スタンダードプランでは5GB、プロフェッショナルプランでは無制限の容量設定となっています。
楽天GOLDまとめ
楽天GOLDはRMSでは表現しきれない動きや、機能性を発揮したいときに使用するサービスです。
ただし、HTMLやCSSといった言語の知見がないと、店舗を運営していく上では少々厳しいかもしれません。
自社で運営していくか、構築は外部に外注するかの判断も店舗運営者としての判断が必要になってくるでしょう。
目的にあった店舗運営をしていきましょう。
キャプテンECは楽天運用の教育ツールとしても活用されています!
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