楽天市場のソーシャルギフトは、住所を知らなくても、URLでギフトを贈れる仕組みとして注目されています。
とくにSNSとの相性がよい点は、店舗運営の観点でも注目したいポイントです。
しかし、「ソーシャルギフトとは何か」「自店舗で導入すべきか」と迷っている担当者も多いのではないでしょうか。新しい機能ほど、概要を正しく理解することが重要です。
本記事では、機能概要から仕組み、導入メリットまでを整理します。さらに、店舗運営の視点で導入判断のポイントも解説します。
1. 楽天市場ソーシャルギフトの概要
ソーシャルギフトとは、相手の住所を知らなくてもギフトを贈れる仕組みです。SNSやメッセージアプリでURLを共有し、受取人が自分で配送先を入力することで商品が届きます。
今回、楽天市場でも利用できるようになります。
従来の楽天市場のギフト注文では、購入時点で配送先住所の入力が必要でした。しかし、 「住所を知らなくても贈れる体験」を楽天市場内で完結できるようになります。
楽天市場にソーシャルギフトが導入されることで、購入者は 「住所を知らないから贈れない」という理由で離脱する機会が減ります。
また、既存の商品ページを活かしたまま利用できるため、今ある商品を別の贈り方で届けられる点も特長です。
このように、楽天市場におけるギフト需要の取り込み方を変える可能性があります。
2. 注文から受け取りまでの流れ
楽天市場ソーシャルギフトは、購入者と受取人で操作が分かれるのがポイントです。
基本的な流れは以下のとおりです。
購入時点では「配送先が未確定」で、受取人の入力によって配送が成立する仕組みです。ここを押さえると、導入後のイメージがつきやすくなります。
3. 導入前に確認すべきポイント
3-1. 対象商品と対象外条件
楽天市場ソーシャルギフトを利用するには、商品が所定の条件を満たしている必要があります。
まず、すべてのSKUで「送料」が「送料無料」になっていることが必須です。一部のSKUのみ送料無料の場合は対象になりません。
また、予約商品および頒布会商品は対象外です。
定期購入商品は登録自体は可能ですが、「ソーシャルギフト」と「定期購入」を同時に選択することはできません。注文時にいずれかを選ぶ形になります。
楽天ソーシャルギフトに適さない商品
あわせて、以下の商品はソーシャルギフトの対象外、または出品を避けるべき商品とされています。
- 楽天市場が指定するジャンルに該当する商品
- 100万円を超える商品
- 配送を伴わない商品(役務提供、ギフトコードなど)
- 海外発送商品
- ふるさと納税の返礼品
まずは自店舗の商品がこれらの条件を満たしているか確認しましょう。そのうえで、ギフト需要の高い商品から検討するのがおすすめです。
3-2. システム連携時の注意点
ソーシャルギフトは、購入時点では配送先が確定していません。受取人が住所を入力した時点で、出荷情報が確定します。
そのため、 RMS以外の受注管理システムを利用している場合は、データ取り込みのタイミングを確認しておく必要があります。
自動処理やCSV連携を行っている店舗は、通常注文と同じ処理フローで問題ないか事前に検証しましょう。
既存の運用フローとの整合性を確認しておくことで、導入後のトラブルを防ぐことができます。
4. 楽天市場ソーシャルギフトを導入するメリットは?
4-1. 新たな購買導線をつくれる
導入の最大のメリットは、新たな購買導線をつくれる点です。
URLを共有するだけでギフトを贈れるため、 SNSとの相性が高い仕組み です。
従来よりも手軽に贈れるようになることで、衝動的なギフト需要も取り込みやすくなります。
4-2. 客単価アップも期待できる
ギフト需要は、通常購入よりも単価が上がりやすい傾向があります。
たとえば誕生日や記念日などのイベントでは、価格よりも「見た目」や「特別感」が重視されます。楽天市場ソーシャルギフトを活用すれば、その場で贈れる手軽さとあわせて、やや高価格帯の商品も選ばれやすくなります。
また、 母の日やクリスマスなどの季節イベントとも相性のよい機能 です。楽天市場ソーシャルギフトを販促と組み合わせることで、イベント需要を取り込むきっかけになります。
4-3. 店舗ブランディングへの効果
楽天市場ソーシャルギフトは、「贈る体験」に店舗が関わることで、「ギフトに強い」という店舗イメージの向上にもつながります。
ギフトは、購入者だけでなく受取人にも印象が残ります。楽天市場ソーシャルギフトを通じて商品が届くことで、これまで接点のなかった新しい顧客にアプローチできます。
5. 楽天市場ソーシャルギフトは導入すべきか
5-1. 導入が向いている店舗
結論として、 ギフト需要のある商品を扱う店舗 は導入を検討する価値があります。
楽天市場ソーシャルギフトは、「今すぐ贈りたい」という需要に応えられる仕組みです。誕生日や記念日、母の日やクリスマスなどのイベントと相性のよい商材は、とくに活用しやすいでしょう。
また、SNSからの流入がある店舗にも向いています。楽天市場ソーシャルギフトはURL共有型のため、SNSと組み合わせた販促が行いやすい特長があります。
5-2. 導入判断チェックリスト
楽天市場ソーシャルギフトを導入するかどうかは、以下の観点で判断すると分かりやすくなります。
- ギフト需要のある商品を扱っているか
- イベント販促を強化したいか
- 購入のきっかけを増やしたいか
- SNSとの連動を強めたいか
- 商品ページでギフト訴求ができるか
複数当てはまる場合、楽天市場ソーシャルギフトは有効ですが、ギフト需要がほとんどない商材の場合は、優先度は高くないかもしれません。
最終的には、自店舗の戦略との相性が重要です。
楽天市場ソーシャルギフトの概要とメリットを理解したうえで、導入を判断しましょう。
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