ECサイトで売上を増加させるためには、アクセス数、転換率、客単価を増やすことが重要です。
楽天市場で客単価を上げる方法の1つとして、「組み合わせ販売設定」機能はご存じでしょうか?
実は意外と知られていない機能で、まとめ買いを促進、客単価アップに有効な手段です。
今回は、楽天市場の運用に役立つ、組み合わせ販売設定機能の設定方法と活用方法をご紹介します。
組み合わせ販売設定とは?
ユーザーが商品ページに流入した際に、
店舗が組み合わせた複数の商品を、1クリックでお買い物かごに入れる機能です。
組み合わせる商品のパターンは、店舗で自由に設定することが可能です。
1商品(親商品)に対して、組み合わせる商品(子商品)は3つまで設定可能、組み合わせパターンは2つまで設定可能です。
1クリックでお買い物かごに入る利便性の良さから、まとめ買いを促進し、客単価アップにつながります。
設定方法
まずは、各商品を登録します。
次に、組み合わせ販売設定を行います。
親商品情報に組み合わせを表示させる商品のURLを設定し、
子商品情報に紐づける商品のURLを設定します。
1商品ずつRMSで設定が必要で、CSV一括設定はできません。
設定時は手間がかかるので、設定する商品をしっかりと選びましょう。
▼RMSでの操作場所
RMS>設定方法>1商品登録>1商品編集>組み合わせ販売設定
あす楽商品を親商品に設定する場合、子商品はあす楽商品のみ設定しましょう。
あす楽商品とあす楽対象外商品(通常商品)が同時に買い物かごに入っている場合、
ユーザーは注文確認画面のお届け日指定であす楽を選ぶことができません。
ユーザーの誤解につながりやすいため、注意が必要となります。
活用方法
組み合わせてあるとユーザーが購入しやすい商品に活用しましょう。
ユーザーの利用シーンをイメージすることが、購入促進の重要なポイントとなります。
1.別売りのオプション商品
親商品に使える、別売りの商品を組み合わせることで、セット商品のような見せ方も可能です。
例えば・・・
・ホットプレートに、たこ焼きのプレートを組み合わせる
2.関連カテゴリ商品
親商品に関連する、別カテゴリの商品を設定する
例えば・・・
・メンテナンス用品
革靴にブラシ、クリーナー、クリーム、防水スプレーなどを組み合わせる
・作業道具
壁紙にのり、ローラー、刷毛、カッターなどを組み合わせる
3.関連サービス
親商品は商品そのものを販売しており、追加サービスを商品として販売している場合に有効です。
例えば・・・
・商品のラッピングサービス
ギフトボックス、お手提げ袋など
・保証期間延長サービス
家具、家電製品など
・商品取り付けサービス
家具、家電製品など
組み合わせ販売設定機能が使えない場合も
商品の種類や設定条件によっては、組み合わせ登録ができません。
組み合わせできない場合は、設定時にエラーが表示されます。
1.組み合わせ登録不可の商品
・商品の種類
定期購入商品、頒布会商品
・商品の販売日
予約商品、販売期間指定商品
・商品登録の設定
項目選択肢別在庫商品、項目選択肢が属している商品、闇市パスワードの商品
※親商品の組み合わせとしては設定可能。
・商品のジャンル
医薬品・酒類・コンタクトレンズジャンルの商品
2.組み合わせ登録が表示されない
・親商品が以下の設定になった場合
在庫切れ、倉庫商品、削除、組み合わせ登録不可
・すべての子商品が以下の設定になった場合
在庫切れ、倉庫商品、削除商品、組み合わせ不可の商品、購入ボタンが無効の商品
組み合わせ販売設定機能を有効活用して客単価アップを図ろう
今回は、楽天市場の運用に役立つ、組み合わせ販売設定機能の設定方法と活用方法をご紹介しました。
ユーザー目線で商品の組み合わせを考えることが、まとめ買いの促進につながります。
まとめ買いをされると客単価がアップし、売上に繋がります。
細かい設定にはなりますが、楽天市場の店舗運営の1つとして試してみてください。
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