楽天市場では、商品画像の登録に関してガイドラインが存在します。
2019年9月1日からは違反対象化されていますが、いまだに多くの店舗で商品画像の違反が見られます。
ではいったいどのようなルールが定められているのかを紹介していきます。
楽天市場 商品画像登録ガイドライン
商品画像のガイドラインですが、基本的なルールがあります。
- テキスト要素は画像全体の20%以内に収める
- 枠線をつけない
- 背景は「白」または「写真背景」
詳しくは後述しますが、この3つです。
「商品画像の情報量が多く、商品が探しにくい」とのユーザーの声が多く寄せられていることもあり、これらのガイドラインの制定にいたったようです。
ガイドラインを遵守していないとNG判定が下され、違反点数が5点加算されます。
累積点数に応じてペナルティが課されることになります。
詳しくはこちらもあわせてご覧ください。
→楽天市場のガイドラインに違反したらどうなる?違反しないための対策方法
1:テキスト要素は画像内の20%以内に収める
テキスト要素の占有率を画像全体の20%以内に収めなければならない、というルールです。
そしてこの”20%”ですが、画像を縦10マス、横10マスの100マスに分割したうちの20マスの範囲を指しています。
こちらの画像の、黄色で塗りつぶされている部分がテキスト要素と判定されます。
左の画像は10マスなので10%でOK、右の画像は24マスで24%となるのでNGとなります。
気を付けたいところですが、テキスト要素が少しでもマス目に掛かっていれば1%とみなされてしまいます。
テキストの量などと同時に、配置の仕方にも工夫が必要となってきます。
テキスト要素とみなされるもの
- ロゴ
- 産地、容量等の補足情報
- 送料無料、値段等の補足情報
- 商品が写っていない写真(生産者の顔写真のみなど)
- イラスト
- ウォーターマーク(画像中の透かし文字、ロゴ等)
- No imageの文字
- 画像クレジット
これらの要素はテキストに含まれます。
ですが、商品そのものや撮影した写真に写りこんだ文字はテキスト要素になりません。
判定ですが、
0~20% | 〇:OK |
21~30% | △:要改善 |
31%~ | ×:NG |
となります。
画像を見てどんな商品かわかりやすいものなら商品名は除くなど、重要な項目を記載することが重要です。
2:枠線をつけない
画像に対しての枠付けはNG判定になります。
- 画像全体を覆う枠線
- L字の枠
- 画像の幅/高さの50%を超える帯
これらの要素は枠線とみなされます。
辺の太さに関わらずNG判定となりますので注意が必要です。
3:背景は「白」または「写真背景」
画像の背景は白基調のものか写真背景を使用する、というルールです。
写真背景とは、対象の商品と一緒に撮影した画像のことを指します。
合成について
背景写真との合成ですが、対象の商品と関連した画像の利用は可となっています。
一方、関連性のない写真背景を使用することは不可となるので注意しましょう。
ベタ塗り背景について
右上の画像のようなベタ塗りの背景との合成もNG判定になります。
ここで気を付けたいのが、商品と一緒に撮影した画像であっても、1色の背景だとベタ塗り背景に見られてしまう可能性があります。
判定ツールに委ねるしかないのが苦しいところです。
例外:カラーバリエーションについて
カラーバリエーションの表現として、以下はテキストや枠として判断されません。
左の画像のように、カラーサムネイルとしてバリエーションを見せるのはOKです。
ただし、アイコンを隙間なしに並べると枠線と判断されるので注意してください。
右の画像のように色違いの商品を並べる表現も、合成ではありますがテキストとは判断されません。
ポイントを押さえた商品画像作成を
細かい部分もチェックされてしまうため、商品画像の作成は一筋縄ではいかないことも多いでしょう。
また、楽天市場側からチェックされるタイミングも不定期なので、違反対象の画像を掲載している店舗も存在します。
PCとスマートフォンでの視認性も考慮したうえで、記載するテキストや配置について考えてみましょう。工夫は必要ですが、できることは少なくありません。
ガイドラインを遵守した商品画像の作成を心がけていきましょう。
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