楽天市場では他のECサイトと違い、長いページが好まれる傾向があります。
とはいえ単純にページを長くすれば商品が売れやすくなる、ということではありません。
ではどのようなページを作れば、ユーザーの目を引き、商品が売れるようになるのでしょうか。

ユーザーに伝わりやすい商品ページの構成

1.キャッチ要素:ユーザーの目を引きつける入り口

商品を購入したらユーザーにどんなメリットがあるのか、生活にどのような影響をもたらすことができるのか。商品ページではユーザーに未来への幸福感をイメージさせることが大切です。
そういった商品を使ったときのイメージをお客様に持ってもらうために、とくに重要になってくるのがファーストビューです。

ファーストビューとは、ユーザーがWebサイトにアクセスしたときに、スクロールせずに画面に表示される部分のこと。

ユーザーがそのページをスクロールするか、離脱するかは、わずか3秒で決まるとも言われています。
ファーストビューでは、一目でユーザーが求める情報を伝える必要があります。作り方次第では、スクロール率や離脱率が大きく変わってくるのです。

より目を引くファーストビューを作るには

文字を読むよりも、まずは一目で分かる写真を配置しておくとユーザーの目にも止まりやすくなります。
商品写真はできるだけ高画質なもの用意し、魅力的な構図で商品の良さを伝えましょう。

当たり前ですが、ECサイトでは商品を実際に手に取ることはできません。
ですので、ファッションサイトであればモデルの着用写真を掲載し、スキンケア商品であればテクスチャを、衣類では繊維の質感、食品ではシズル感が伝わる写真を用意しておくとよいでしょう。

2.ボディ要素:ユーザーの不安や疑問を解決しよう

商品ページを読み進める中で、ユーザーの心理には「買ったら本当に使うか?」「自分の肌に合っているか?」「信頼してもいい店舗なのか?」など、多くの不安が渦巻いている状態です。
そんなユーザーに安心して購入してもらうために、悩みを解消できるコンテンツを用意しましょう。 そのために下記のように利用シーンが伝わるようなコンテンツを作成します。

・利用シーンの訴求コンテンツ例

  • 商品の質感が分かる写真を用意する。とくに肌に触れるものや食品などはより明確にイメージしやすくなります。
  • 商品を実際に使用している写真を挿入することで、自身が商品を使用するシーンをイメージしやすくなります。
  • 商品購入後のお手入れ方法などを用意しておくことで、購入後の安心感を与えることができます。

以上のような点を意識すると、ユーザーにより伝わりやすいページが作れるようになります。

それに加えて「レビュー」や「ランキング受賞」といった情報をもとに、人気の商品・サービスであることが分かるページを制作しましょう。
そのためには実績、ユーザーレビュー、店舗レビュー、商品販売数、ランキング受賞実績などのデータを用い、論拠を示します。

3.クロージング要素:購入の後押しをする

ページを最後まで見てくれた商品購入の見込み度の高いユーザーに、購入の後押しをします。
ページ下部でのユーザーの心理は、「他にいい商品がないかどうか」「ここよりも安い店舗を探したい」など考えが巡るものです。
「欲しいけど、今は買わなくて いいかな…」と購入を先送りにされないように、
クーポンやイベントを利用し、「今買う理由」をしっかり伝えましょう。
この段階ではそんなユーザーが安心感を持って購入ボタンを押せるようページを制作する必要があります。

「ポイント○○倍」や「同時購入で○○プレゼント」など、紹介する商品に対して特別感を演出することができます。
また競合他社との違いを記載し、類似商品・サービスよりも、自社商品の優位性・強みをアピールも必要です。
サイズ・材料・送料無料・賞味期限や、定期商品であれば無料解約期間の有無などの細かな情報を記載しておきましょう。
ユーザーが頭の中で抱えている不安要素をクリアにしてあげることで、購入への後押しをしていきます。

ユーザー目線の商品ページを作るために

売上が高いショップでは、上記で記載したようなルールに沿ってデザインやレイアウトで制作されています。

  • ユーザーの目を引くファーストビューを制作する。
  • テキストだけでは伝わらない、写真や図解で分かりやすく伝える工夫を。
  • 店舗の信頼度を示すためにレビューやランキング受賞のコンテンツを設置する。
  • セールやクーポンを有効活用して、ユーザーを逃さない。
  • 安心を与えるために商品詳細は漏れなく記載する。

また上記以外のデザインについてのことや、スマートフォン対応については別ページを用意しています。
そちらもチェックしてみてください。

【参考】
楽天市場でよく見るデザイン集
楽天市場におけるスマートフォン対応の重要性

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