せっかくモールで店舗を運用しているからには、効率よく集客していきたいですね。

楽天市場での大きなイベントと言えば、楽天スーパーSALE。次いで楽天お買い物マラソンになります。特に、楽天スーパーSALEでは、楽天市場が外部への広告を掲載しているので、顧客注目度と集客力が高いイベントになります。

最近では、テレビCM、電車つり込み広告、新聞広告の他、SNS広告も掲載されているので、スーパーSALE時の集客力はより高まっていると言えます。なので、できればスーパーSALE時は最優先で施策を組むことをお勧めします。

楽天スーパーSALEのサーチ申請

楽天スーパーSALEは、その名の通りセールイベントです。通常より安い商品が販売されるイベントです。このイベント期間中、楽天市場の商品検索の窓は、値下げ商品が探しやすい専用窓に切り替わります。顧客の購買行動とは別に、楽天市場の作り自体が「安売りしている商品が探しやすく、通常商品は探されにくい」状況に変わります。
スーパーSALEに参加しない店舗の場合、この期間の店舗運用は厳しい売上になる可能性があります。これは、商品がそもそも探しにくくなるからです。

このため、できるだけ値下げをしたうえで、「楽天スーパーSALEサーチ」に掲載できるようにしておきましょう。このサーチに掲載されるには、事前審査に合格しておく必要があります。
この審査は、不当な値下げ表示を無くすために設けられています。必ずサーチ申請の項目に注意して、合格できるようにしましょう。

どんな時に落ちる?楽天スーパーSALEサーチ申請

多忙な、楽天市場の店舗運用ですが、スムーズにイベント参加したいですよね。
セールサーチ審査に出して不合格になってしまう商品があります。不合格になりやすい理由を理解しておけば、不合格を回避しやすい。気を付けやすいかとおもいますので、よくある例をご紹介します。

・楽天スーパーSALE開始前より4週間以内に新規登録した商品を申請している。
・表示価格に設定した金額の販売実績が不足している。(14日以上必要)
・税込み/税抜き設定や、送料込み/送料無料などの設定をサーチ申請の審査中に変更
・普段の販売価格からの値下げ10%未満で申請している。(サーチ掲載は10%OFF以上の商品のみ)
・エビデンスの入力や提出ファイルの元値価格の根拠内容が不十分。
クーポン、スーパーDEAL等のキャンペーンを特定の期間に実施している。

クーポンについては全商品対象のクーポンの場合は問題ないですが、商品別クーポンを、セール開始の前日から28日前までの間に14日間以上の期間使えるクーポンを発行していると、サーチ掲載できなくなります。そしてDEALはポイント還元率によって、サーチ掲載の条件がかわってきます。

楽天スーパーSALEと楽天DEALに両方登録したい

結論からいうと、楽天スーパーSALEと楽天DEALは同時に参加することはできません。楽天DEALは直接値引きではないですが、後日ポイントが還元される商品です。このポイント還元率によって、スーパーSALEのサーチ申請の可否が決まります。

●ポイント還元率20%以下の場合:
楽天スーパーSALE期間中にDEALを実施しなければ、楽天スーパーSALEサーチへ掲載可能。

●ポイント還元率21%以上の場合:
楽天スーパーSALE開始の1週間以内にDEALを開催する場合、楽天スーパーSALEの申請の1次チェックで不合格となります。

楽天DEALに21%OFF以上で参加の場合は、必ずスーパーSALE開始前1週間は、期間がかからないように注意しておきましょう。

楽天スーパーSALEサーチとDEALはどちらが優先?

楽天スーパーSALEとDEALはどちらを優先して取り組むべきか?
これは、店舗運用の状況や、取り扱い商材において判断は変わってくるかと思いますが、基本的にはスーパーSALEだと思います。理由は、スーパーSALEのサーチは広告費がかからない広告と思っていただいて良いでしょう。参加しないのはもったいないという判断です。

 

楽天スーパーSALEとDEALのすみわけ例

楽天DEALは基本的に毎日開催されています。DEALは、ある程度コストをかけてでも、短期的に集客力をアップさせたい!という時に参加していきましょう。

DEALは「サーチ枠」と「広告枠」などあり、予算や目的に合わせて選んでいきましょう。

また、楽天スーパーSALEのサーチ申請の場合、同時参加ができなかったわけですが、楽天市場では、他にもイベントが開催されています。
スーパーSALE以外のイベント時に、DEALへ同時参加することで、高い転換が見込めます。

・お買い物マラソン
スーパーSALEの次に大きな楽天市場のイベント。
ポイント集め施策なので、ポイント還元を謳うDEALとの親和性も高い。

・5と0のつく日
楽天カードでのお買い物でポイントがアップする日。
楽天カードを作っている顧客のため、楽天での買い物に馴れており、楽天ポイント施策が響きやすい。

・楽天ワンダフルデー
毎月1日に、ポイントが2倍または3倍になるポイントアップイベント。
ポイント目当ての人が購入する日なので、DEALとの親和性も高い。

・楽天ご愛顧感謝デー
毎月18日に開催される、会員ランクに応じてポイントがアップするイベント。
楽天ゴールド会員以上(楽天カード所持者)が参加できるので、楽天ポイント施策が響きやすい。

楽天スーパーDEALはお得に商品を購入したいという、強い意識を持った顧客が見ていることが多いので、うまく楽天市場内のお得イベント日と連携させて、顧客へアピールしていきましょう。

楽天市場の施策の優先度を考える

今回楽天市場イベントへの同時に参加について、楽天スーパーSALEとDEALの2つについてピックアップしてご紹介しましたが、イベント参加や施策はうまく使い分けをしていきましょう。
スーパーSALEは、楽天市場側が広告をかけているイベントなので、何もしないでも集客力が高まります。このイベントに参加しないのは、もったいないですね。
競合店舗も参加している確率が高いので、顧客を逃さないよう参加しておきましょう。
イベントの中でも、できるだけ最優先で取り組んでいただきたいイベントです。

楽天市場の強みと言えば、ポイントです。
ポイント施策は優良顧客を比較的獲得しやすいです。楽天市場でのお買い物に馴れていて、楽天市場のポイントを集めているお客様なので、普段から楽天市場のお得情報にも敏感です。リピート商材にこそポイント施策を打っていきたいですね。

楽天DEALは、店舗側の負担が大きくなるため、参加に迷う店舗もいるかと思います。
それでも、長い目で見た時に楽天市場の中でも優良顧客を獲得しやすいため、リピーター商材を扱う店舗にはおすすめの広告です。
競合商品より、自店舗の商品を見つけてもらいやすくなります。
楽天内の他ポイントイベントとの同時開催を狙いつつ参加し、うまく優良顧客を掴み、店舗のファンに変えていきましょう

店舗運用の中で、自店舗の強みや商材に合わせて、イベント参加の優先度や参加タイミングを考えて施策を立てていくことをおすすめします。

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