楽天市場では、楽天特別会員プログラムという有料サービスがありました。
顧客が、年間3,900円(税込)支払うことで、楽天内で様々なサービスを受けることが可能なサービスメニューです。
楽天市場の店舗運営側は、お金を楽天市場に支払ってサービスを受けたいという、ロイヤルな会員に対して、ロイヤル会員サービスが適用される店舗であるとアピールすることができます(サーチ検索結果でのアイコン表示など)。

この対象店舗になるためには、追加オプションとして「楽天プレミアム」メニューに参加する必要がありました。
これは、通常の楽天市場に支払っているシステム料とは別に、楽天プレミアム利用料の支払いが必要です。

楽天プレミアムとは

楽天市場へ年会費を払って、お得なサービスを受けたいとするプレミアムな会員に対して、お得サービスに対応できる店舗として、参加申し込みするオプションメニューです。
参加のためには、下記のような追加費用が必要でした。

  • 対象購入および料金:プレミアムユーザーの2,000円(税込)以上購入につき100円(税抜)
  • 対象店舗:楽天プレミアム参加店舗
  • 利用料負担開始日:2016年9月9日(金)
  • 契約期間:3ヵ月※

※利用料負担開始日の前日、2016年9月8日(木)までは契約期間等問わずサービス利用解約を受け付けております。解約の手続きをされない場合、2016年9月9日(金)から新契約に移行となります。
締め日が10日(前月26日から当月10日の期間)の場合 → 入金は当月末
締め日が25日(当月11日から当月25日の期間)の場合 → 入金は翌月15日※決済確定日基準

この楽天プレミアムのメニューの追加で、楽天学割という学生に向けたサービスも楽天市場は展開を開始しました。楽天プレミアムのメニューを介して、学生会員に対して送料無料などのサービス他を提供できる店舗であるとして、アピールすることが可能でした。
その分、楽天市場の運営店舗側には、上記のような楽天プレミアム利用料がかかりますが、顧客に対してアピールすることができていました。

楽天市場は他モールよりも、利用者の年齢層が高く、若年齢層顧客が少ないため、学生がお得になるというメニューは注目を浴びていました。

リニューアルした楽天学割

紹介してきた楽天プレミアムのサービスですが、2021年12月1日でサービスが終了しました。
終了までの準備として、2020年8月17日(月)10:00より、楽天学割もリニューアルし、サービス内容が変更されました。

 

 

変更前 変更後
申込対象 15~25歳の学生(中学生を除く) 15~25歳の全ての楽天会員(1)
会員ステータス 楽天学割メンバー(1種類のみ) 1. 仮メンバー:生年月日の入力のみで登録可。登録完了後、一部の特典を利用可。
2. 本メンバー:年齢確認に有効な証明書の提出が必要。登録完了後、すべての特典を利用可。
自動退会日 26歳を迎えた後の楽天学割の更新日 26歳の誕生日(2)

※1:日本在住の方 ※2既に26歳を迎えている方、リニューアル後3カ月以内に26歳になる会員については、特別対応を行う。
既存会員は、みん就経由で登録した会員は仮メンバー。それ以外は本会員として移行される。

 

特典内容の変更点

変更前 変更後 本メンバー特典 仮メンバー特典
楽天市場・楽天ブックス 楽天市場:対象ショップの商品に使える送料無料クーポン(24/) 1. 全ショップ(※1)の商品に使える送料無料クーポン(新規登録者にのみ1回配布)
楽天ブックス:ポイント10 2. 毎週水曜日はエントリーで楽天市場のお買い物が10%ポイントバック
楽天カード アカデミーカード発行で最大5,555ポイント アカデミーカード発行で最大5,555ポイント
Rakuten Fashion ポイント2 1. ポイント2
2. 毎月500円オフクーポン
楽天ミュージック 90日間無料+継続で200ポイント 30日間無料+継続で200ポイント
楽天ビューティ ポイント2 アプリ経由予約でポイント2倍
楽天TV 新規登録者限定レンタル1本分(550)オフクーポン 新規本メンバー登録者限定レンタル1本分(550)オフクーポン
ポイント10倍
楽天ブックス ダウンロード ポイント2倍 ポイント2倍
楽天トラベル

 

新規登録者限定1,500円オフクーポン
3ヶ月に1回最大500円オフクーポン
ラクマ アプリダウンロードで330ポイント
その他

 

 

インサイトへの登録で400ポイント インサイトへの登録で200ポイント
無料コンテンツの試聴で1ポイント
その他毎月ポイント獲得チャンス「かんたんチャレンジ」

※1クーポンシステム非対応により一部ご利用いただけないショップがあります。

この変更で店舗側が注目すべきなのが、全店舗が対象になったことです。
楽天学割のサービスが改悪リニューアルしたとする声もあります。送料無料のクーポンが1回だけとなると、サービス内容が減っているように見えるからです。
しかし、楽天市場では、サンキューショップの導入が進み、送料無料店舗が増えていることもあり、そもそもクーポンがなくても送料無料サービスを受けられ店舗が増えているため、そもそもクーポンの必要性が低いこともあり、けして改悪変更ではありません。ただ楽天市場運営店舗側は、学生をターゲットにした施策を打ちにくくなりました。

今後の取り組み

以前は、楽天市場の運営店舗側も楽天に利用料を支払うことで、学生にアピールできましたが、今後はその在り方が変わります。サービスメニューは終了し、学生へのアピールは難しくなりました。いかに学生にアピールしていくか?ということを、改めて考える必要があります。

楽天市場が今後ターゲティング機能の充実を図ると発表していますが、機能が拡充されるまで、楽天での運用の仕方を、店舗側で努力する必要があります。

まとめ

楽天プレミアムのオプションメニューがサービス終了になりました。また、これにともない、楽天市場の運営店舗側では、学生へアピールするメニューがなくなってしまいました。
学生向け商材については、より楽天内SEOの対策や検索結果での見え方、商品ページ内での学生向け訴求コンテンツの拡充などが必要になっていきます。
今まで検索結果でアピールできていたことが、できなくなるため、まずは検索結果で「どう他店舗(他商品)と違うのか?」を伝えることが必要です。
検索結果だけで、いかに優位性を見せられるかがカギです。
商品画像では文字以外で機能面がわかる画像(色違い、機能画像、おすすめポイント)などを追加し、できるだけアピールできるように変更する必要があります。
また、商品名だけでなくキャッチも上手に利用し、SEO対策をしつつ、検索結果で違いを出せるようテコ入れすることも大切です。

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