2022年8月24日(水)にR-Karte売上分析上にて「リアルタイム売上」機能のβ版がリリースされました。
また、これにともない商品分析についても、より細かく情報が取れるようになりました。

楽天市場の店舗運営は、いかにRMSからとれる情報をもとに、施策をたてられるか?にかかっています。

リリースから数カ月たちましたが、店舗運営に数字を役立てていますか?

「サポートニュースはきていたけれど、まだ見てない」、「改善されたことを知らなかった」、「改善されたことを知っていたけれど、まだ見方がわかっていない」などあると思いますが、今回は、新機能と取得できる情報についてをご紹介します。

楽天市場の店舗運営に有益!?リアルタイム売上の確認機能

楽天市場の店舗運営を続けていると、楽天市場での売上は「イベント」が重要だとわかります。
いかに楽天市場での大型イベントの期間に、自店舗でもオファー強化ができるか?楽天市場でのイベントに合わせて、イベント施策が打てるか?にかかってきます。
イベントで追っておきたい数字としては、初速だと思います。しかしながら、今まで楽天市場での売上は、翌日にならないと分からない状態でした。
なんとも歯がゆい状況だったかと思います。
開始2時間限定のクーポン施策を実施するなど、初速の売上作りに力を入れて店舗運営をしているところは、クーポンの利用率などから動きをみていたと思いますが…これからはリアルタイムで売上を見ていくことが可能です!

メニューは4番の売上分析の中の、「リアルタイム売上」から確認できます。

店舗全体の売上を1時間ごとに、デバイス別で売上金額と売上件数を確認できるようになっています。
この数字は、1分前までの数字が計測されています。

キャンセルや注文内容の変更が行われた場合も、更新のタイミングで即時反映されます。

楽天市場の店舗運営で確認必須!商品別のリアルタイム売上

今まで店舗軸での「リアルタイム売上」について、新メニューを紹介してきましたが、イベントの際に「おすすめ商品」や「目玉商品」を設定している店舗がほとんどだと思います。店舗によってはこの時だけ、広告を強めている場合もあると思います。
もちろん、楽天市場の大型イベントに参加する際、店内全品・一律オファーの店舗もいるかとおもいますが、多くの店舗が目玉となる商品を設定し、販売しているかと思います。この場合、この目玉商品の売上についても「リアルタイム売上」として分析できた方がいいですよね?
こちらの機能についても、「商品別売上高」のメニューが拡張されて、確認できるようになりました。これが「リアルタイム売上(商品軸)」です。

売上の分析だけでなく、商品ごとに商品ページを訪問しているの顧客属性などをグラフで確認できます。どの年代が多いのか?性別は?会員ランクは?など細かく確認できます。
その他、お気に入り登録の数もリアルタイム計測されています。もちろん、お気に入り登録したユーザーの性別・年齢・会員ランクの分布も確認することができます。

<PICK UP!>楽天市場 店舗運営者は「売上」定義を理解しておくべし!

リアルタイム「売上」と「売上データ」「商品別売上高」の売上が合わないのはなぜ?

楽天市場では、データによって「売上」の定義が異なります。「売上データ」や「商品別売上高」メニューで見ることができる数字は税別表示ですが、「リアルタイム売上」では税込表示となっています。
その他、クーポンによる値引きは「売上データ」では値引き後の金額が売上として計上されますが、「リアルタイム売上(店舗軸)」では売上に含まれず、クーポン適応前の金額で計上されます。
「リアルタイム売上」の売上は「店舗カルテ」や「商品分析」と同じ計測数字になります。

ページ 売上の定義
リアルタイム売上(店舗軸) ・税は、売上に含まれます。
・のし・ラッピングは、売上に含まれます。
・送料は、売上に含まれません。
・クーポン値引き額は、売上に含まれません。
(値引き後の金額が売上です)
リアルタイム売上(商品軸) ・税は、売上に含まれます。
・クーポン値引き額は、売上に含まれます。(値引き前の金額が売上です)
・送料は、売上に含まれません。
・のし・ラッピングは、売上に含まれません。

取れる情報を有効活用し、楽天市場の店舗運営をしよう

楽天市場での、システム改修で8月から新たに計測ができるようになった、「リアルタイム売上」ですが、すでに店舗運営の中で活用している店舗、まだできていない店舗それぞれあると思いますが、リアルタイム売上が計測・分析できることで、イベント時の参加オファーの幅も広がると考えています。

数字(根拠)に基づいた確かな運用が、長く楽天市場の店舗運営を続けていくうえでは大切になります。RMSの中で計測・分析できる情報は、できるだけ店舗運営に役立てていきましょう。

特に今回の「リアルタイム売上」の分析ができることで、イベント開始2時間限定SALEやクーポンなどの初動を加速させる施策に取り組む店舗には、反応がすぐ数字でみれるのは朗報といえます。
なぜ初速に力をいれるのか?それは、イベントの早い段階で売上を作ると、ランキング上位を狙える可能性があります。そうすると、「今売れているもの」を狙っている顧客の目に留まりやすくなるので、初速イベントが終わった以降も、自然と売上を作っていけるようになります。

楽天市場は、イベント時の売上作りが重要です。イベント時の数字やイベント施策の動きについては、常にチェック・分析しておきたいところ。「リアルタイム売上」の数字もうまく活かして、売上を作っていきましょう。

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